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本堂内陣・外陣の水墨画に心奪われる古刹

西證寺

古き良き小布施の集落に佇む古刹

西證寺は室町時代の1510年(永正7年)に初代住職である釈了道により開山された浄土真宗本願寺派の寺院で、約500年の歴史を迎えます。
場所は、小布施駅から徒歩で10分ほどのところ。町の北部エリアの入り口に位置します。歴史ある北部集落の一端にあり、 周囲は町中の賑わいとは違う、静かで落ち着いた農村風景があります。寺へ向かう道すがら、ガイドブックにはない小布施の別の顔を見ることができます。

優しい眼差しと色彩が美しい内陣の鳳凰

西證寺の本堂に入り、ご本尊が祀られている折上天井には、実に優しい桃色の鳳凰図が描かれています。羽根を優雅に開き、眼差しも優しく、色彩鮮やかに描かれています。また、本堂の手前外陣の天井には、実に100枚もの花・鳥や菩薩、だるま、天女、トラなどが40センチ四方板一枚一枚に描かれはめ込まれています。これらは日本画家の大瀧巨峰画伯とそのお弟子さんたちにより寄贈されたもの。静けさの中で、この優しく美しい姿を観ていると心が静まり晴れて来るような気持になる。

西證寺の永代墓

ここ数年、全国的に「永代墓」を求められる流れがある。代々受け継いできたお墓が遠方にあり、なかなかお墓参りに行けない、管理ができない、跡を継ぐ人がいない、お墓がない等々、時代と共にお墓に対する考え方が変わり、守ることが困難になり、生前から自分たちのお墓の心配をして悩む人も少なくないようだ。
永代墓とは、浄土で皆がひとつの場所で集うという“倶会一処”に見立て、多くの方の遺骨を一つのお墓に納骨し、お寺さんが永代にわたって、お参りと管理を行うお墓のこと。これならば、後の世代に負担をかけることなく安心、ということで相談に来られる方も多いそうだ。西證寺さんの場合は、永代墓の中で他の方とご遺骨を分けて納骨する「分骨」も可能。
「こういうことだからこそ、遠慮なく尋ねてください」とは、当代朝比奈住職。「小布施の町を見て、知ってもらい、それから相談してもらってもいいんです」。ずっと地元を見守ってきたお寺さんだからこそ言える一言。ぜひ一度お寺に足を運んでみてはいかがでしょう。

一茶の句碑と野点

門を入りしばらく行くと庫裡の手前に小林一茶の句碑がある。北信濃を愛した一茶の句碑は町内に現在30基あるが、そのうちのひとつがここにある。一茶ファンならぜひ一度見に来てほしい。
また、西證寺では毎年桜の季節になると境内で野点が行われる。住職の奥様が武家流でお茶をたててくれる。枝垂れ桜の下で行われ風情があるとあって毎年大勢の方が参加される。北信濃の春を寺の境内で味わう。着物を着て参加するのもまた一考。予約制なので一度ご連絡を。

見上げると、華やかな水墨画の世界が


緑に囲まれた本堂


北信濃の自然の景色に囲まれる西證寺の墓地


一茶句碑


施設情報

●住所
〒381-0206
小布施町北岡338

●TEL
026-247-3490

●拝観時間
特になし(拝観される際はご連絡をお願いします。)
●拝観料
 無料

●ホームページ http://www.terracoya.com/saishoji/

●フェイスブック http://www.terracoya.com/saishoji/

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