今年開館40周年記念となる髙井鴻山記念館では、「鴻山と北斎のお宝」展と題し、髙井鴻山や葛飾北斎、北斎の娘お栄のこの地域に残る貴重な作品や資料を展示しています。天保の改革の倹約令により、絵を描くことが制約された北斎は娘お栄と幕府の目が届かず自由に絵が描ける環境を求めて小布施を訪れます。その時北斎親子を快く迎え入れ、支えたのが江戸で出会い、北斎の偉大さに惚れ込んだ小布施の豪農商髙井鴻山でした。親子ほど年の離れた2人ながらお互いを「先生」「旦那さま」と呼び尊敬しあっていた二人の関係を貴重な作品と共にぜひ感じてください。